アフロディーテを立ち上げるまで
「あなたの背中では生徒さんはつきませんよ」
師匠に言われた言葉が、私の人生を大きく変えました。
年齢を重ねるごとに、身体がなかなか変わらなくなりました。
ジムに行ってがむしゃらに走って汗をかいても、筋トレをがんがんして、無理な食事制限をしても、ますます身体は歪み、下半身だけが大きくなったり、腰痛、肩こりが酷く、鍼灸に通っていました。
そんな時、「綺麗な身体作り」レッスン名にひかれました。そのレッスンをされていたのが師匠の蓑田千津子先生でした。
ゆっくりと、関節を意識したストレッチに、自重でのトレーニング、そして、日常生活にいかした綺麗な所作。
私が、なりたい身体、したいレッスンがそこにありました。
先生のご自宅に毎週通い、パーソナルトレーニングがはじまりました。
ピラティスの資格はとっていましたが、自分のオリジナルのレッスンをする為には、フリーとして指導するしかなく、お教室を立ち上げることにしました。当時はまだSNSも普及していなくて、神奈川県出身で、転勤先の下関では、知り合いもいないので、駅や、人の集まる所でビラをまき、何千とポスティングしました。
「一日だけ体験会を募って、開催できたら、自分の歩むべき道がここにある」
心にこの思いを秘めてビラをまいていました。奇跡はおこるのかな、20人の方が集まり、体験会を終えて、全ての方が、「お教室にしてくだい」と1クラスからスタートしました。生徒さんも増え、行政からもお声をかけていただき、走りつづけていました。
貸しスタジオがいっぱいになり、
「自分のスタジオの空間があれば、もっといろんな事ができる」
そう願っていたら、願いを引き寄せたかな、物件のお話しをいただきました。
今年の11月で、13年目になります。
今思うと、身体が変わらない時は、
「どうして、駄目なんだろう」
自分の心を否定して、自分の身体に向き合っていなかったように思います。あんなに痛みや、違和感のある、自分の身体に気づいてあげれなかった。間違ったトレーニングで歪んでいく身体を、受け入れることができなかった。
「このトレーニングメニューを、やらなければいけない」
そう、〜しなければならい Have to で、自分の心と身体をしばってしまって、ネガティブばかりにフォーカスしていました。
楽しくないし、続くわけないですね。
師匠に出会って、
「こうなりたい、あんな綺麗な身体になりたい」
そう、Want to になった時、その為に、必要なことが、みえてきて、ポジティブになった時、正しい方向に行動を起こす力が湧いてきて、心と身体の変化が加速していったように思えます。
自分の心と身体を変えてくれる人に出会い、あなただけの、あなたらしさに、自分のペースで、行動を起こしていくこと、
そのご褒美に健康がついてくると思います。
私は、先生から引き継いだ「綺麗な身体作り」に「姿勢」のキーワードをプラスして「姿勢を意識した綺麗な身体作り」と名付けました。
姿勢という言葉は、心の姿勢、身体の姿勢、心と身体をつなげてくれる素晴らしい光のような言葉だと思っています。
姿勢を意識した綺麗な身体作りは、私自身が、トンネルから光を見出すことができたメソッドです。
私自身が、自分の心と身体に向き合うことができたメゾネットです。だからきっと、あなたにもできますよ。歳を重ねた、今が一番しなやかで、柔らかい身体になりました。それは、あゆみをとめずに、継続をしているからです。
さぁ一緒に、歳を重ねていきましょう